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くろたけ(管理人)のプロフィール

わたしはセルフケア(自己努力)・自助グループ・個人セラピー、その他の助けをかりて、すでに快復を自覚するようになっており、現在の心境も下記とはかなり違っています。下記は、4,5年前に調子の悪かった時期に書いたものですが、そのままにしています。(2005年4月記)

性別 : オトコ。 性的自認もオトコ。

年齢 : ミドル・エイジ (2001年現在)

性的指向性 : おおむねヘテロ・セクシャル(異性愛者)、またはバイセクシャルです。(MMFかMMMよね)

ふだんの朝は金魚に餌をやることからはじまります。(笑) あ〜っ、水槽の水を換えなきゃ!

家にいることが多くって、そうじをしたり、料理をしたり、え〜と、本を読んだり。。。

性格は、話し好き。押しつけられることが大嫌いです。

戦争も大嫌い。いろいろ理屈をつけて戦争をしたがる人も、言論や思想を押しつける人も大嫌い。

 

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☆ 日々の記録:くろたけ’s 閑話 ☆
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(注)この日記もたいへん古くなっていますが、そのまま残しております。

 

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(注)下の被害略歴は、2001年当時に記したものです。さらにこの下記には、
6年後のほぼ快復を自覚するようになった時に書いた記事があります。
比べてみると、ずいぶん違うな、と。快復の成果もみてとれますね。

☆ 被害略歴 ☆
フラッシュバックに注意!

ある日を境に、わたしは、しだいに、いくつのかの性被害を思い出すようになりました。

わたしはチャイルド・セクシャル・アビューズ(子どもへの性虐待)の経験もあります。なかでも思春期に身近で起きた被害については、まだまだ語る気持ちにはなりません。できたら永遠に蓋をして、語りたくないと思っています。

それとは別に、後遺症になっていない幼児期の体験を1つだけ書いて起きます。7歳の頃だと思いますが、ある方の家に遊びに行ったとき、おしっこをしたくなってトイレを借りました。幼かったので、もたもたしながらも、なんとかズボンからおちんちんを出したその時、その家の女性が背後から突然に、「トイレを汚すと、おちんちんが曲がっちゃうよ」と声をかけました。その時、わたしは足の底がスーと抜けてゆくような恐怖を感じました。

なんで、大人は、とりわけ、しばしば女性や母親は、男の子をしつけるとき、「おちんちんが、曲がっちゃうよ」とか、「おちんちんを取っちゃうよ」「おちんちんがなくなるよ」「おちんちんがはれるよ」、あげくに「去勢しちゃうよ」などと、おどしてしつけをしようとするのでしょう。

父親が娘にたいして、「おてんばばかりしていると、膣が塞がっちゃうぞ」とか「子どもを生めなくなるぞ」などと脅して女らしくしつけようとすれば、心の傷になる可能性があることは理解していただけることでしょう。

性器や身体に直接触れるだけでなく、言葉や視線もまた、性被害を引き起こすことがあります。男の子を言葉で性的におどすことは、大人になって性機能や恋愛や感情面での障害を引き起こすことがほんとうにあるので、やめてほしいと思っています。

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次に、話せるようになったケースの内、真実わたしが最も苦しい思いをしたストレス障害(PTSD)の体験をお話ししましょう。こちらの被害におけるアビューザー(加害者)は、性暴力の被害経験のある女性でした。家族ではない女性です。その女性がレイプ・サバイバーであることは、記憶を取り戻すまではまったく気づかずにいました。

その女性はセックスにアデクション(依存)していたため、まるでアルコールかドラッグのようにわたしを乱用しました。なにより感情の乱用がすごかったなぁと思います。また、説明のしようのないほど異様な人間関係に引き込まれ、周囲から著しく孤立させられました。

今振り返ってみるとその女性はサバイバーだからこそ、極度なまでにわたしを支配し依存したんだということが理解できます。支配と依存が両方あったんです。それは、男性のような腕力による支配ではなく、目に見えない力、心理的な操作、感情を利用したコントロール、そして性的な操作がありました。

当時、わたしは子どもというほどには幼くなかったのですが(チャイルド・セクシャル・アビュースではありません)、しかしあの出来事は文字通りの意味でのアビュース=乱用だったと思います。

アビュース(abuse)の本来の意味は乱用です。だからその女性をセックスを乱用した人、すなわちアビューザー(乱用者)と呼ぶのが、今のじぶんの気持ちにピッタリとくるので、上記ではそう呼んでいます。

あの出来事からは、もう20年あまりが過ぎました。しかし、長いあいだこの事実はわたしの記憶から欠落していました。ところが、39歳になってあることがきっかけで記憶の蓋があき、以後2年半、PTSDで苦しむようになりました。

性被害に関する本をたくさん読んだり、精神科医、カウンセラー、自助グループからも、少しづつ援助を受けました。でも、この時、男性の性被害について書いてある書籍は、日本にはありませんでした。

2001年のはじめになって、ようやく記憶も完全に戻り、回復への明かりが見えてきたなと思えるほど楽になったところです。

If He Is Rapedを開設したのは、他の男性サバイバーの皆さんと出会いたいと思ったからです。また、これからの日本でも、男性の性被害に対するサポートをちゃんとつくっていきたいなと思ってのことです。

当サイトを開設して以来、多くの男性サバイバーのみなさんとお話しすることができ、うれしく思っています。また、男性の性被害といっても、そうとうに多様なんだなってことも理解できてよかったと思っています。

【補足1】わたしのような被害形態、つまり男性→女性→男性と続く性暴力の連鎖は、たいへんめずらしいのではないかと思っています(めずらしいといよりへんてこな被害かもね(笑))。
ちなみに、男性の性被害の圧倒的多数(7〜9割くらいか?)が、男性(成人と思春期の男性)からの加害だと考えられてます。すなわち、男性は女性に対しても、男性に対しても、そして子どもに対しても、性的な抑圧を加えているんです。ですから、世の中の男性がみずから自発的に性暴力について考えるようになってくれれば、この世はより生きやすくなるでしょう。また、いろいろな女性の加害者が存在していることも確かなことです。

【補足2】男性性被害者への社会的サポートがまったくといっていいほど存在しない状況は、現在もほとんど変わっていません。しかし、あきらめる必要もないと思っています。なぜなら、必要なものは、自分たちで、作ってゆけばいいからです。このサイトを開設して以来、そのような仲間や女性サバイバー、複数の援助職の方にらに出会えました。だから、男性サバイバーの皆さん、十分に回復したら、わたしといっしょに必要なサポートを作って行きましょう。

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上記の文章が2001年に書いたもの、この下の文章が2007年に書いたものです。
同じようなテーマを扱っているのに、二つの文章が感じがずいぶん違いますね。
下記は友人らに宛てた手紙で、実際に女性が性暴力の加害者であった複数の事件や、女性による男性のレイプ事件や報道を検討したさいに、書いた手紙です。
下記で、英語で
female on male rape とあるのは女性による男性(少年)のレイプを指します。「female sexual abuse」は、女性が加害者である性虐待を指します。

話したことがあったでしょうか、わたしは文字通り、成人の成人による female on male rapeの被害者であり、そして現時点ではその被害のありようとともに、加害者についても細かく証言できる貴重なサバイバーといったところでしょう。

当時、わたしは20代で成人、加害者も20代の女性でした。彼女は、性依存の女性サバイバーでした。
身体的な暴力はないが、その彼女が行使するパワーは、アビューズ、つまり文字通りの意味で「乱用」というにふさわしい内容です。
この被害で、30代後半にPTSDを発症し、快復にだいたい2,3年かかりました。
一概に言えないけど、快復に2、3年という長さは、女性が男性に強姦された場合と、快復までの年月はそう変わりないに思うけど、どうだろう。

後に、わたしも性依存を体験しますが、この依存症の恐ろしいところは、「人」に依存することです。
薬物やアルコールは意志のないモノですが、性依存は人を性的に支配しコントロールする必要があるので、そのあたりが恐ろしい。
腕力を用いるのでもなく、恐怖を用いるのでもなく、人を性的にコントロールするためには、異様な心理的なパワーが必要となりますからね。
ややもすると、もっとも親密な人あるいは一番大切と思っている人を、傷つけ壊すことになります。

依存症のつらいところは、快復は一生。
生涯、回復途上ということです。

サバイバーとして活動するようになって、性依存の女性からも、女性から依存された男性からも、少人数ながら話を聴くようになりましたが、性依存の男性からは詳細な話を聴く機会はまだあまりないような気がします。
男性が自分の性依存に気づきにくい理由は、男性は性的に活発であることが良いとされていることや、男性サバイバーがまだ沈黙の闇のなかにあるため性被害の後遺症として性依存について学ぶ機会ないことなどの理由があると思われます。
さらに性依存は、依存している本人には、通常の恋愛とか、普通の性的な活動とかしか思えないんですよね。

性依存症からの快復については、やはり、12ステップが効果あるように、自分の体験からは思います。
性依存に関する書籍も出版されています。

別の性被害は、母からの視線と言葉による被害です。

ついでに、20代のわたしの女性の恋人も、サバイバーでした。
これは、PTSDを発症してから気が付きました。
そう気が付いてから、その恋人とのことを振り返ると、ああ、なるほどと納得できることが多々あって、謎が解けたように感じることが少なくありません。
女性も男性も、3〜10人に一人は、なんらかの性被害を受けているから、サバイバーのカップルは珍しいことなのではないのでしょうが、ただ、交際の中に、性被害の影響がどのくらい影を落としているかによるだろうなあと思います。
また、そういう性被害をベースにした視線で、世界を見たり解釈したりできるかどうかだろうなとも思います。

わたしは8年かけて、2つの性被害、1つの身体的虐待(父による心中未遂だったので、単純な身体的暴力にとどまらない面があるのですが)、1つのメンヘルの医療過誤を乗り越えてきましたが、乗り越えたと言うことの意味は、日常生活がほぼ滞りなく送れるようになったということであり、心理的な症状や後遺症にあまり支配されることはなくなったという意味です。

しかし、実は、これからが、癒しの本番だという気がします。
つくづく、サバイバーという言葉の意味は、癒しに、生涯、取り組まねばならないことなのだなあと、思います。

上記の件について、わたしに対するケアのメールは不要です。
female on male rape / female sexual abuse の理解を助ける一助となればと思い書きました。
また、わたしも自分の手記を書く練習ができました。

では、また。

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